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ニムロッド

2019.03.04 21:17|未分類
ニムロッド<><><>旧約聖書の登場人物「我らは、反逆する」
第160回芥川賞作品  ニムロッド  上田岳弘著

旧約聖書とIT用語

正直言ってわかりにくい小説であった。
高齢者の読後感・・・全く理解できない。・・・・・PC用語、読み進めない。・・・・・物語の筋がない。
・・・・・・ドキドキ感がない。

主な登場人物3人・・・・中本哲史(主人公)  会社の先輩・・・ニムロッド(荷室仁)  中本の恋人・・・田久保紀子
中本は、法人向きのサーバーのサポート業務をする会社に勤務。ある日、社長から仮想通貨ビットコインの採掘を命ぜられ
課長となる。(課員なし)システィムエンジニア 38才
ニムロッドは、名古屋支店勤務、作家を目指し、新人賞に応募、最終選考委員会にて3回落選。趣味は、駄目な飛行機
のコレクション。39才
田久保紀子は、外資系証券会社勤務、M&A担当、一度結婚して子供ができたが、子供に染色体異常がみつかり堕胎、その後、離婚する。中本とは時々ホテルで一夜を過ごす。37才

中本哲史は、ビットコインの(創設者サトシ・ナカモトの資産価値を維持する)採掘を続ける。しかし、その採掘量は、日々
減少していく。
ニムロッドは、「駄目な飛行機」のコレクション(例えば、航空特攻機 「桜花」・・・・引き返すことのできない自爆飛行機)を
中本哲史にメールで送ってくる。
田久保紀子は、仕事の間に中本哲史をカフェやホテルに呼び出す。

理解困難な用語
バベルの塔、駄目な飛行機のコレクション、ビットコインのマイニング、27歳クラブ、NIPT、ファンド、NAVER、Slack
ソースコード、ポップアップ等々の言葉

読んで何か理解できる文章を引用すると

生物の寿命を司るシステムが解明された結果、富裕層では<<寿命の廃止>>技術を自身に施すものが増え、ここ最近
では減少分と増加分の調和がとれている。<<寿命の廃止>>を受け入れた人々は、自虐の気持ちがあるのだろう。
自分たちを「最後の人間」と呼ぶ。
もう一つはには、情報技術の発展という要素があった。(中略)あらゆるものを情報化してきた社会において、中心か否か
に地理上の位置は関係ない。情報となり、すべてのものが並列に並ぶ中で、それでもそれを選ぶのだという執着心が情報
的重力を生む。「最後の人間」の割合が増えるほどに、執着心が薄まっていく社会の中では、誰より強く何かを求め、執着
できるかどうかが肝要なのだ。

世界は、どんどんシステマティクなっていくようね。システムをまわすために決まりごと(コード)があって、それに適合した
生き方をする、というかせざるを得ない。

中本哲史のビットコインの採掘は、当初から比べ30%以上安くなっている。不正流出が発覚して暴落した。
そして、連絡がとれなくなった田久保紀子とニムロッドのことを思い出すと感情的に高ぶりが伴わない涙が流れる。

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季節の俳句
かほどまで咲くこともなき椿かな(飯島晴子)
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菊花仙人

江戸の園芸熱

2019.02.27 20:15|未分類
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浮世絵に見る庶民の草花愛
たばこと塩の博物館
1月31日~3月10日 10:00~18:00
入館料100円(65歳以上50円)
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アクセス
西武線にて高田の馬場駅、地下鉄東西線にて日本橋駅 🚶 都営地下鉄浅草線にて本所吾妻橋駅(1時間15分)
スカイツリー方面に浅草通りを 🚶 🚶 🚶 🚶 15分「たばこと塩の博物館」へ
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浮世絵に見る江戸の菊づくり

菊細工
江戸時代、季節ごとに花の観賞が年中行事として定着していた。19世紀になり菊細工をはじめとした園芸の見世物
話題となり百花園などの四季折々の見せるテーマパークもあった。
菊細工は、菊花で動物や人間の形をつる今で言う菊人形のような物で、造り菊、菊の細工物と呼んでいた。
巣鴨、染井、駒込など植木屋が多くいた地域で菊細工は盛んであった。
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百種接分菊(歌川国芳 1844)一本の菊から接ぎ木して百種の花を咲かせる。
花の名前が記入しある名札がついている。

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五節文章 菊日の文(二代歌川国盛)
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豊歳五節句遊(三代歌川豊国)地植えであるが支柱、輪台もつけてある。いずれも厚物である。
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「菊花檀養種」 (渓齋英泉)
菊栽培の手引き書で培養土、日照、水やり等の記事が書かれている。

(江戸の園芸熱 浮世絵に見る庶民の草花愛・・・たばこと塩の博物館・・・参照)

江戸の園芸と植木鉢との関係は深い。色彩豊かな釉薬や染め付けをした植木鉢に合わせた花木を植えて花合わせを楽しんだ。
産地は、瀬戸とか備前で土器、陶器、磁器が、江戸の町に出揃っていた。
しかし、このころ菊はまだ鉢植は見当たらず地植えで仕立てていたようだ。
もっとも驚いたのは接ぎ木して百種類の花を咲かせる技術はすごい。一度挑戦してみようと思うが接ぎ木の仕方をマスターする必要がある。

菊花仙人

なりすまし

2019.02.20 20:17|未分類
僕に解読できない戒名はない
「戒名探偵 卒塔婆くん」(高殿 円著)ミステリーを読む。
東京麻布臨済宗金満寺(きんまんじ)の次男坊金満春馬(かねみつはるま)は、私立の一貫校の一高校生
としてのほほんと暮らしている。ある日住職代行の兄哲彦から墓地の松林から出てきた墓石の戒名から身
元を突き止めるように命ぜられた。頼みは、友人の外場薫である。この高校生こそ戒名探偵である。見事、
読み解き身内の方に墓石を引き渡すことができ、ご先祖様の供養をして欲しいと寺の改修にけっこうな額の
寄進を約束してくれた。
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 戒名といえば、院号(寺への功労)道号(故人が偲ばれる性格、気性、趣味等)戒名(俗名を一文字いれる)
位号(男・・信士,居士 女・・信女、大姉)の構図となっている..
戒名は、あの世の名前、「お布施(戒名料含む)」を払い菩提寺から檀家に授与される。寺から言われる”お気持ち
で結構です」の相場はさまざま、2~30万以上。墓石の横に墓誌として戒名のほか俗名、没年月日、年齢が刻印。
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なりすまし・・・生前戒名
小説の後半は、春馬の学校の歴史担当の里村先生の曾祖父経済界の成功者の鏡、伏間史郎の相続のはなしで、自分の気にいる戒名をつけてくれたら自分の会社の株のほとんどを譲るというものである。その生前戒名を里村先生は、春馬と外場に考えて欲しいと依頼してきた。また、伏間史郎は、彼の親族にも依頼していた。
選ばれた戒名の最終案は、四つであった。それぞれ親族が提案説明をした。
伏間史郎は、終戦前、昭和19年9月から12月まで激戦地パラオアンガル島で米軍と戦った。多数の戦死者をだし、その生き残りとして戦友の御霊を弔ってきた。(パラオは、2015年8月今上天皇、皇后が、国際親善、戦没者慰霊の訪問をされている)
四組の提案者は、伏間史郎の会社の開催するパラオでの一大イベントの音楽祭に招待されていた。そこで、四組は、90歳を過ぎた伏間史郎から72年間の時の経過を聞くこととなった。その始まりは、昭和21年5月復員から始まる。
腹違いの兄、伏間史郎は、ラバウルから、弟、里村吾郎は、パラオから復員した。弟は、兄になりすますことになる。
先に復員していていた腹違いの兄、伏間史郎は、船内でコレラが蔓延しこの伝染病で亡くなった。これを知った弟の里村吾郎は、兄伏間史郎になりすまして(いろいろの理由から)戦後の渋谷に中古レコード店をだし、その後大成功をして財をなし一大グループ会社の会長となる。
なりすましの伏間史郎は、このパラオの音楽祭は、70年前に死んだ伏間史郎の葬式のようなものですかと言う春馬の言葉に頷いた。
そして、外場薫の戒名案「釋星夜」は、いい戒名だと伏間史郎は認めた。
「なりすまし」の設定は、往々にしてスリラーものに取り入れられる。最近読んだ「スマホを落としただけなのに」主人公麻美も自殺した友達になりすましている。なりすましの設定は、そうならざるをえない原因、根拠、必然性等の表現が、読者に説得力があることが重要である。どちらも”なりすまし”の理由等に多く説明をしている。”なりすまし”にしなければならないこと、どんでん返しをねらって”アッと!”言わせる効果ではないだろうか。




菊花仙人

文化協会の祭典

2019.02.11 17:39|未分類
朝から雪模様。
第14回文化協会の祭典
天気予報は、大雪警報だと。
前日から飾り付けた展示は、10時開場、
展示グループは、持ち場についた。
紅梅は、満開
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展示部門
フロントに生け花、平成最後の華
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雛祭り
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ステンドグラス<時計>
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猫が牛舎に
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ステージ部門は、12時から開演
人形の歌
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墨田川ぞめき
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雪の最上川
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特別出演
私の人生を変えた歌たち”
斎藤 知子さん

愛の賛歌

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国際的テノールアーティスト
ケン・カタヤマ氏による甘美な歌声の世界
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東大和市合唱連盟と「祈り」を歌う
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雪にならなくてよかった。
その夜遅くから降った雪が、朝、積もっていた。








菊花仙人

極夜行

2019.02.02 19:30|未分類
「極夜行」角幡唯介著
北極のグリーンランド、太陽が4ヶ月も出ない暗闇の中一人で犬一匹と橇で冒険した話である。
2016年12月から17年2月にかけて強風のブリザードに何日も襲われたり、迷い迷いたどり
着いた食料や燃料の保管小屋は、シロクマに食い荒らされ食料不足に生命の危機を脱するた
め相棒の犬を殺して食うことまで想像する。
著者の探検についての持論は、人間社会のシステムの外に出る活動である。
昔の探検は地図の空白部を目指すのが目的であった。今、地図の空白部はない。人跡未踏の
ところはない。
しかし、太陽が4ヶ月も登らない北緯80度近辺の暗闇を4ヶ月かけて暗闇の極北を旅すること
が根本的に未知の可能性を感じる。太陽の輝きは、闇の恐怖から光のありがたさを感じさせて
くれる。
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(本屋大賞・大佛次郎賞受賞)


北極探検についてのイメージが、私にはいまいち実感がつかめない。たまたま、公民館のチラシ
棚から植村冒険館「北極点・グリーランド単独行」達成40周年特別展が開催中であることを知り
ました。板橋区蓮根植村冒険館を訪ねました。
「植村直巳 北極点に立つ」75分の映画を見たり展示品のテントや犬橇を見ました。
40年前、植村は、北極点単独行は、犬20頭(途中で16頭になる)と無線で天候状況を確認したり
飛行機で食料等を補給してもらっていました。2月に出発して4月29日に北極点に達しました。
二人の冒険の条件は異なりますが、北極のことが多少わかりました。
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季節の俳句  
はなみちてうす紅梅となりにけり(暁台)
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